<相談前>
依頼者:50代女性
婚姻:27年
子:成人済

状況整理
└モラハラ夫
└別居
└離婚請求
└財産分与

夫は、いわゆるモラハラで、自分の気に入らないことは全否定し、
話も聞こうとしない人でした。
結婚当初から、何か相談しようものなら激昂し、「お前のせいだ!」と
一方的に暴言を言われ、これまでの婚姻生活における子育ての悩みや、
自分の病気の悩みなど相談できないまま、我慢して生活していました。
些細なことでしたが、自宅の事で口論となり、流石に、長年の蓄積された
我慢の限界がきて、それがきっかけで家を出ていくことにしました。

自分自身の結論は「離婚する!」という意思が固まったため、熟年離婚を
しようと考えていたが、離婚をするにしても、相手方は絶対に離婚届に
印鑑を押さないと言っており、どうすればいいか途方に暮れて
しまったため、丁寧親切な前島綜合法律事務所に相談に行きました。

<相談後>
弁護士が受任後、相手方も弁護士を立ててきました。
最初の話し合いでは、相手方には離婚の意思がないとの一点張りで、
交渉の余地がなかったため、やむを得ず調停の申立に踏み切りました。
調停の席でも相手方は離婚には応じないスタンスではありましたが、
弁護士の粘り強い交渉の結果、依頼者を苦しめたくはないし、そのつもりも
ないということで、最終的には相手方の譲歩にこぎつけることができました。

その結果、依頼者が望む離婚が成立。
加えて、それに伴う解決金・年金分割・財産分与がとんとん拍子でまとまり
ました。
依頼者は、専門的な話し合いが続き、素人では到底対応できなかった事柄
だったので、早期で弁護士に依頼をして大変満足な結果につながったのは
『本当に良かった!』と言っていただけました。

<弁護士からのコメント>
本案件のように、自分が離婚したくても、相手方は絶対に離婚しないという
ケースは往々にしてあります。
離婚の交渉が難航した場合、調停⇒裁判という順番で、裁判所の手続に付され
ますが、相手の状況、依頼者様の主張を総合的に精査して、互いに納得のいく
解決方法を模索してまいります。
弁護士が第三者として、間に入ることで円滑に話が進むケースがほとんどです。

こう着状態が続いている場合は、まずは弁護士に相談してみることをお勧めいたします。

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