依頼者:50代男性
婚姻:22年
子:2人(高校生・大学生の未成年)
離婚調停、婚費分担調停対応
DV
<相談前>
結婚22年連れ添った妻は結婚当初から浪費癖がありました。
育った環境も違うので、ある程度妻の行動は大目に見て、節度のある範囲で
許容をして日々を過ごしていました。
しかし、ある時私名義のクレジットカードを妻が使い込み,それが発覚した
ことで大げんかとなりました。
一度はやり直そうと思い話し合いを重ねましたが、途中から感情的になって
しまい暴力も加わったため,話し合いになりませんでした。
当事者間だけでは解決が困難だと考え、警察にも相談したところ、
裁判手続きを勧められたため、同居中ではありましたが離婚調停を申し立て
ました。
その際は、「費用がかかるのは嫌だ」という感情的な理由で、弁護士には
依頼しませんでした。期日は7回程度開かれました。
当初は当事者間で調停を進めていましたが,途中妻がシビレを切らし代理人
弁護士を突然立ててきました。
そうしたところ、当初の話し合いから、主に財産分与に関して妻側の主張が
変わってきました。
相手方代理人との交渉にも難があり、その対応に苦慮したため、すぐに
前島綜合法律事務所に相談に行きました。
<相談後>
現時点は調停中であったため、弁護士は調停代理として受任し,途中から
調停に参加しました。
調停では相談の時に話を伺った通り、双方の主張が真逆の主張で、調停では
まとまりませんでした。
そのため依頼者の要望に沿って離婚訴訟へと移行しました。
訴訟では,婚姻関係破綻の原因と慰謝料について争われました。
弁護士の粘り強い主張が裁判官に届き、最終的に和解の提案がありました。
裁判所の提案があった後、双方で意見が活発に交わされ、7回目の離婚訴訟で
依頼者が望む形で和解し、離婚が成立しました。
<弁護士からのコメント>
本案件は最近多く見受けるケースです。
当初は弁護士なんて必要なく当事者間で調停ができるという思惑で進めたが、
相手方がシビレを切らして、途中から弁護士を加えてくるというケースです。
弁護士を相手に裁判を進めるという事は,場合によってはハードルが高くなり、
結果、自身が望まない最悪の結果になってしまう可能性もあります。
そうならないために、本案件のように自身側も弁護士に委任した方が
力関係的にもイーブンな状況に持っていけて、依頼者が望む結果になる
可能性は高まります。
「弁護士費用が、、、、」という理由もわかりますが、ドラブルが発生して
長期になることで費用以上のコストが発生することは往々にしてあります。
そもそも個人で離婚調停をするのでなく、弁護士に最初からお願いをすることが重要ですが、このようなケースの時でも、弁護士は全力でお力添えを
いたしますので,一度ご相談してみてはいかがでしょうか。
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