男性側
①依頼者:30代
②婚姻:9年
③子:8歳・6歳
④調停不成立
⑤離婚訴訟
<相談前>
相談者の方はサラリーマンでした。
妻は結婚前から統合失調症を患っていて、できるだけ私がサポートを
していこうと思い結婚しました。
結婚当初から何かとトラブルがありましたが、二人の子宝にも恵まれて、
2人で育てていこうと日々頑張ってまいりました。
しかし、日に日に妻の症状は悪化していきました。具体的には、
依頼者のことを物で殴りつけたり、時には奇行も繰り返すように
なりました。
子供の教育にも良くないと感じた私は、そのことで妻と言い争いに
なることが多くなり、エスカレートした時は警察沙汰になったりしました。
このままこの状態が続くのであれば離婚をしたいと妻に告げると、
一旦は離婚に合意しましたが妻側が離婚に反対すると言い出したため、
当初は弁護士に依頼をせず、裁判所の力を借りようと調停を申し立てましたが、
妻は「離婚はしたくない!」と一貫して主張。調停は不調に終わってしまい
ました。
実際に個人で調停をしてみて、とても働きながら対応することができないと
気づき、離婚に向けて前進させるために前島綜合法律事務所へ相談に行き
ました。
<相談後>
相談者の要望は「妻との離婚」でした。
そのため、親権は妻で構わないし、養育費や財産分与も離婚が成立するなら、
相応の額を支払うという事でした。
弁護士は依頼者の要望に応えるために「離婚ができるかどうか」を
訴訟で争うことにしました。
まずは訴訟提起から始め、訴訟提起後、弁護士が間に入って対応すると、
今までは嘘だったのかというくらい、「条件次第で離婚に応じる」という
ことで、妻の離婚意思の確認を得ることができました。
それを踏まえ、依頼者としては妻の要求に沿った、養育費や財産分与等の
金額を提示し、最短で裁判上で和解が成立して、無事離婚することが
できました。
<弁護士からのコメント>
「相手とすぐにでも離婚がしたい!」というようなご相談・依頼は
年々増えています。
離婚訴訟では,法律的に離婚できる事情(法定離婚事由)が無ければ
離婚ができません。
今回のケースでは、妻が頑なに離婚を拒否していたという事実が
争点でした。
このようなケースの場合、難航することが予想されましたが、
弁護士が間に入ることで、裁判の席で「何が何でも離婚する」
というスタンスでは無かったため、冷静な話し合いを通じて、
比較的早期に解決しました。
やはり、感情が入り乱れる場合は、第三者である弁護士を代理人とする
ことが早期解決のポイントだと考えます。
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